香川県の国際結婚事情について取材!「イタリア×日本」
Contents
実際、国際結婚ってどうなの?
お二人のプロフィール
01.出会いから結婚まで
Q.いつどこで出会いましたか?
A. 2001年に愛媛県にある「四国カルスト」にて。
父の友人に「ミラノ出身の彫刻家の青年」が来ていると言われて父と尋ねたら、作業着で首に手ぬぐいをかけた埃まみれの坊主の人がいました。四国カルストに到着するまで4時間位、車の中で「イタリア語会話集」を読みながら王子様のようなアーティストを夢みていたのですが、夫を見た瞬間、会話集を手放しました。そのおかげで、私自身、素の姿を見せる事ができ、気がついたら一緒に住んでいました。
Mさん、すみません。想像して笑ってしまいました(笑) Mさんの場合は、肩の力を抜いて話すことができて結果的にすごくよかったんですね。
Q.結婚式はどこで挙げましたか?
A. 日本では、両家の両親と一緒に和装の記念写真を撮影するだけにしました。夫の国では簡単な披露宴だけで、両国ともに本式の結婚式はしていません。
Q.名字は変えましたか?
A. 夫の姓にしました。
03.結婚生活について
Q.どちらの言語で話していますか?
A.家の中では90%イタリア語、外では70%くらい日本語です。お互いに日常会話ではどちらの言語も話せます。そして、常にお互いの言語を勉強中です。
どちらの言語も、しかも場所に合わせて使いわけてるんですね!面白いです!
Q.面白エピソードを教えてください!
A. まず一つは、夫の名字がかなりインパクトがあることです。おかげですぐに覚えてもらえます!
他には、夫の家族や親族にものすごく褒められるというか、持ち上げられます。女性を称えるのが当たり前の国民性だからだとは思いますが、結婚したときに夫の叔父から「私たち一族はとても恵まれていたが、この度私たちはまた新しい宝を手に入れた!東洋の真珠!!東の奇跡!!それは君だ!」と言われたときには、もうなんか恥ずかしいばかりでなんと答えていいのかもわからず、思考停止してしまいました。。
大げさなくらい褒めてくれるんですね。恥ずかしいけれど、歓迎されているのはとても伝わってきますね!
Q.相手の一番好きなところはなんですか?
(妻) A.感情的にならずに、話し合ってくれるところです。そしてありのままを受け止めてくれて、家族を大切にしてくれます。毎日いろいろありますが、この人を選んで、選んでもらえてよかったとつくづく思います。
(夫)A.いつも寛大なところです。ときどき優しすぎるんじゃない?って時もありますが。(笑)
なんて素敵なんでしょう!お二人の強い絆を感じます。。
04.日本や香川県へ今後期待すること
Q.香川県での国際結婚はまだまだ珍しいですよね。もっと便利になってほしいことありますか?
A.結婚当時、結婚する手続きの方法がどの役所に行ってもたらい回しでした。というのも、当時香川県でイタリア人との結婚のケースがほとんどなかったかららしいです。
たらい回しにするのではなく、近県あるいは全国の役所のネットワークを通じてどのような手続きが必要かをリサーチして欲しかったです。
Mさんは、市役所2箇所・県庁・警察署・入管局・大使館とあらゆる場所へたらい回しにされたそう、、、時間がかかったことでしょう。もっと流れがスムーズになるといいですよね。
まとめ
肩の力を抜いてコミュニケーションを楽しもう
恋愛は万国共通。言葉が通じなくても、緊張したり無理したりせずにありのままの自分でコミュニケーションを取って、それでお互いが気に入れば一番ですよね。Mさんの場合は、ギャップのおかげで素の自分を出せたそう。「外国人だから」という固定概念にとらわれないことのほうが大事なのかも!